長女:「私はカメラマンになる。」と言って、バケツを受け取らず、しばらくは写真撮影していました。それに飽きた頃、私のバケツをもらって、形のいいいちごだけをゆっくり取っていました。
次女:「ねえ、みてみて。」いちごを取る度に周りに話しかけて、いちごの形を報告していました。「これ、足が生えてるみたい。」とか「ハートのかたち。」とか。
三女:大きなバケツを持つのは無理かな?という私の心配も虚しく、さっとバケツをもらって、一目散に畑へ行きました。足下が泥でぐずぐずになるのも気にせず、ひたすらいちごをとり続けていました。いちごしか見ず、しゃべらず、ひたすらいちごに集中していました。そんな様子を見て私は「私の身になにかあっても、この子はひとりで生きていける。」と思いました。
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